職務経歴書の書き方 HOW TO WRITE FOR WORK HISTRY

ハーフタイムでは、みなさまに登録時に記載していただいた登録シートと、お預かりした職務経歴書(および履歴書)をもとに、みなさまの個人情報をデータベースに入力、一元管理して、日々の企業からの求人に対するご紹介をさせて戴いております。

転職者を採用する企業の側から考えますとお判りのように、従来の履歴書だけでは圧倒的に情報が少なく、企業の人事部にとってもミスマッチを引き起こす原因であると考えています。転職する側から考えますと、書類での自己アピールのためには履歴書だけでは不十分です。特にシニアの方にとっては、今迄の職務経歴を簡潔にまとめた「職務経歴書」の必要性が今後益々増加していると考えられます。

では、職務経歴書はどのように作成すればよいのでしょうか?これから職務経歴書の書き方のポイントをご紹介いたします。どうぞご参考にしていただき、新たにご自身の職務経歴書を再作成しては如何でしょうか。

 

職務経歴書の書き方のポイント


(1)心構え

作成テクニックの前に、先ずは職務経歴書の作成に際しての心構えです。

職務経歴書は作成する本人にとっては、自分の歴史です。書き連ねていくと色々な思い出が走馬灯のように頭を巡ることと思います。しかし、この調子で書き連ねた職務経歴書はあまり良い職務経歴書ではありません。

逆の立場でクライアントから見たときのことを考えてみましょう。アピールポイントが簡潔に絞れていなければ、訴えるものがなくなります。フォントの強弱をつけて、アピールポイントを浮き出させるのではなく、ご自身の職務経歴を先ずは洗いなおすことから始めましょう。

ご自身の経歴の中で、「真にアピールする、今後も進んでいきたい分野に関係する経歴」と「自身のアピールに幅を持たせるプラスアルファの経歴」とに分けてみましょう。


(2)経歴の整理

ご自身の経歴を「真にアピールする、今後も進んでいきたい分野に関係する経歴」と「自身のアピールに幅を持たせるプラスアルファの経歴」に分けてもらえましたでしょうか?

その後に、“真にアピールする経歴”を時系列的に並べて、その横に具体的にやった業務内容を簡潔に書いてみてください。IT業界に限らず、どんな分野の業務であっても、日々世の中は発展進歩しています。何十年も前に経験した分野と、ここ10年間に経験した分野とでは、みなさま方の業務に対する知識や自信も違ってくると思います。これらを職務経歴書の中で同列で記載してしまうと、クライアントに対して間違った期待を与えてしまう場合があります。またみなさま方も、クライアントとの話の中で、余計な説明を加えなければいけないことが出てきます。

これらの作業を行っていくと、みなさま自身が今までどんな仕事を、どんなやり方でやってきたか。また、今後どんな仕事をやりたいのか、やれるのか、ということがおぼろげながら見えてくると思います。ここが重要なポイントです。  

幅広い経験や経歴をお持ちの方ほど、クライアントにとってみたら「今、何が出来るのか?」「今から何をしたいのか?」ということがぼやけて伝わってしまいがちです。逆にクライアントが「この人にこの仕事をやってもらおう」という気持ちに少し傾いた時には、幅広い経験や経歴がクライアントの気持ちに拍車をかけて「この人だったら、この仕事以外にも今までの経験や経歴から、こんなこともやってくれそう」という風にどんどん追い風になってきます。従いまして、先ずは一本(もちろん二本でも構いませんが)「この仕事で頑張る!」というものを決めることが必要だと思います。


(3)経歴をまとめる

(2)までの作業を丹念にやっていただくと、以下の3つのようなカテゴリーにご自身の経歴が分類できると思います。

(a)今後やりたい仕事を、やることが出来ると証明する経歴の中で、比較的新しい経歴

(b)今後やりたい仕事に関する(a)以外の経歴

(c)今後やりたい仕事とは直接的には関係ないが、やりたい仕事に幅を持たせるプラスアルファの経歴

次にやって戴きたいことは「ご自身の経歴をしぼる」ことです。(2)でお話しましたように、「この仕事で頑張る!」というものを一本でも二本でも構いませんので決めていただき、それに併せて「ご自身のご経歴を絞り込んでください」。誤解がないように申しますが、経歴を操作する訳ではありません。「ご自分がやりたい仕事をきちんとやることが出来る」と他人に一目瞭然にわかってもらえるように、経歴のアピールに強弱をつけてほしいのです。

上記の(a)を中心に絞り込んだ経歴を記載し、そのあとで(b)を記載します。補足として(c)を記載すると、筋が通ったアピール度の高い職務経歴書の骨子が出来上がると思います。



このように、職務経歴書を見る人の気持ちに立って、ご自身のご経歴アピール度を考えながら、ストーリーを持った職務経歴書の骨子が出来ましたら、次にやることは、これらを上手く紙面にするテクニックです。

時系列的にご経歴を並べる方法、職務内容ごとにご経歴を並べる方法等…、職務経歴書の書き方のテクニックは色々あります。職務経歴書の書き方に関する書籍は、本屋さんに行くとたくさんあり、どれを参考にしたら良いか悩みますが、内容を重視して作成しなければいけないことは言うまでもありません。




(4)職務経歴書の作成テクニック

次は別紙に「青空太郎さん」という架空の人物の職務経歴書を作成してみましたので、一つのサンプル例として参考にしてください。(ダウンロードはこちら

【作成に際しての注意点】

@枚数は最大2枚程度に

枚数は最大でも2枚程度に収めることが必要です。青空さんも鰍「ろは商事の営業第一部では業務内容がもっと多いのですが、ポイントだけを抜粋して記入しています。

A退職理由を記入する

面談でのポイントの一つです。ここで書いていても必ずといっていいほど面談の際に聞かれますが、隠し事をせずに素直に事実を書くことが重要です。

B今までの会社の概要を記入する

会社の簡単な内容は記載しておくと相手も調べる手間が省けます。

C年月が途切れないように記入する

途中で求職期間があったり、復学したりという期間があった場合でも必ず書くようにしてください。青空さんも4月から現在までは無職で求職活動中の旨を記載しています。また、求職活動中に何をしているのか、就職活動をどのような形で行っているのかは簡単に記載しておくとよいでしょう。

D自己PRと志望動機を書く

志望動機は志望会社によって変わってくるので、出来ればハーフタイムには自己PRまでの書類を書いて登録しておき、志望動機はその都度別紙で書くことがよいでしょう。

 

因みに青空さんは、今までの営業職での経験、特に法人営業・個人営業のどちらもできる事を最大限アピールし、経理面の知識と経験をスパイスとしてアピールしています。


(5)志望動機について

(4)の「青空太郎さん」の職務経歴書のサンプルは如何でしたでしょうか?架空の人物であるため、所々に辻褄が合わない点もあるかもしれませんが、あくまでも職務経歴書を書く際の一つのサンプルとしてお取扱ください。

その際に、志望動機を志望会社に応じて書くことを薦めておりますが、(5)ではこの志望動機についてご紹介致します。

@職務経験を活かした転職の場合

同業種間での転職の場合、企業側も今迄の経歴企業の内容をよく知っているため、判断しやすい場合が多くあります。しかしながら、たとえ同業種であっても会社が違えば色々と異なる点がありますので、志望会社のことをHP等でよく調べて臨む事が必要です。

 (例)貿易業務において輸入商社から輸出商社へ、技術者において技術専門会社から商社へ、等々

 

A業界経験を活かした転職の場合

同業界内での転職であっても、異なる職種にチャレンジする場合は職種経験でのアピールは出来ません。職種を変える理由と共に、今までの経験を踏まえて、違う角度から仕事を創造していきたいという熱意を書くことが必要となります。

  (例)販売職から商品企画職へ、技術職から営業職へ、等々

 

B少々ハンディを感じる転職の場合

未経験の職種や、未経験の業界などのハンディは気にせずに、他人にはない経験職種と業界を経験しているというポジティブシンキングにより、ハンディを逆にアピールするように書くことが必要となります。

  (例)営業職から技術者へ、商社から出版社へ、販売職から営業事務職へ、等々

ピッタリの仕事であるにもかかわらず、書類審査で上手くアピール出来ないことを極力少なくするために、都度志望動機だけでも書き直して戴けましたら幸いと考えております。

 

英文レジュメ作成の注意

当サイト上に英文レジュメのサンプルも用意しております。(ダウンロード
英文レジュメは日本語版の職務経歴書とは、かなり異なるところがございますので、サンプルをご覧になって戴きながら、以下もご参考にして戴けましたら幸いです。
※職歴については、直近のものから先に書くのが一般的ですが、日本語版との対比がしやすいように敢えて古い職歴から順に書いていますので予めご了承下さい。

(1)企業向けに提出される職務経歴書は「Resume」と呼ばれるものですが、「Resume」とはっきり冒頭に明記してから書き出す場合が多いです。

(2)名前の下に現住所 , コンタクト先(電話、FAX、メールなど)を列挙してコンタクトが取れられ易くしています。日本語版の場合はこの項は通常無く、履歴書に記入されているため2つを参照する必要ありますが、「Resume」は一つでことが済むように効率的です。

(3)英文の「Resume」では並べ方や、表現法がかなり異なります。
※「Resume」では【簡潔にして要】がポイントです。 要領のよさとアピールのうまさが試されます。

@最初に【OBJECTIVE】にて何がやりたいか ,どういう仕事につきたいかをずばり言い切ることが求められます。日本語職務経歴書中の最終頁にある「自己PR」と「志望動機」の中から、考えて作成していますが、順序が逆である点と、あまりだらだら文章で書かないという留意が必要です。

A次に【QUALIFICATION】が来ます。これは、自己PRに似ていますが、自分は何ができるか、どんなことに自信があるか、買って欲しいセールスポイントを列挙していきます。
具体的に今回列挙したポイントは以下の3点です。

(a)これまでの貿易,証券,建設業界で培ってきた営業担当及び販売(営業)管理職での様様な経験があること。

(b)その中でも、法人向け、個人向け両方の営業経験、その両方を相互に応用させたりする応用ノウハウがあること。

(c)入社まもなくから叩き上げられた経理知識からくる数字理解力と数字に強いプレーイングマネジャーであること。

B具体的な職務経歴を 【WORK EXPERIENCE】で列挙します。
順序については、日本語版とは逆で、一般には「直近」の職歴から書きます。

また、退職理由を日本語版のように、Resumeの中で明記することは稀です。欧米では転職は珍しいことではないので、文書上はあまり書きません。面談の際に口頭でやりとりされるのが普通です。サンプルでは念のため記載はしてありますが、削除して戴いても問題ありません。

C資格・語学・OAなどは【SKILLS QUALIFIED】としてまとめて構いません。
  以下はご参考にして戴けましたら幸いです。

日商 JCCI(Japan Chamber of Commerce and Industry)
簿記 Ofiice Business Skills Test in Book-keeping
二級 2nd grade
英検2級 STEP(英語検定協会の略) 2nd grade

D日本語版最終頁項の【御社への志望動機】ですが、Resumeには通常このような文章で長く書くことはありませんが、【MOTIVE FOR APPLICATION 】として、 記載しております。これらは、面談の際に自らの口頭で述べるのが一般的には多いので、削除して戴いても問題ありません。